1900年7月4日生まれの一人の科学者がいました。 生きていたら101歳。 「欲を言へばもう二百年くらいこの仕事を続けたい」 こう書き記した雪と氷の科学者中谷宇吉郎が亡くなって40年が経ちます。 「雪は天から送られた手紙である」と中谷宇吉郎は言いました。 「氷は金属である」とも言いました。 不思議と思う心、科学する心をいっぱいにはらんで 科学者中谷宇吉郎はたくさんの言葉をのこしました。 そしてその言葉を、子どもにも届く平明で澄んだ文章に移し替えました。 それは彼から私たちに送られた手紙とも読みとれます。 この夏、中谷宇吉郎を知る人、知らぬ人が寄り合って 展覧会を開くことになりました。 「夏に雪?」 そう、夏に雪です。 夏休みの子どもたちに見せたくて 東京近郊の子どもたちに雪を見せたくて 熱い思いの人ばかりで行います。 会場には銀座7丁目のギャラリーを選びました。 地階は中谷宇吉郎と出会うフロアです。 そこには「雪」から「氷」に駆け抜けた"まるごとの人"がいます。 一階は雪と遊ぶフロアです。 自分の手で雪を作ってみると 美しいだけでない自然の不思議と向き合うことになります。 科学は身近な生活の中に驚くばかりに潜んでいます。 そんなワクワクする発見と出会ってもらう空間です。 お父さん お母さん 子どもさんと一緒に来て下さい。 おじいさん おばあさん お孫さんと一緒においで下さい。 期間限定。7月31日から8月12日、夏の盛りだけの展覧会です。 皆さま ぜひぜひお越し下さい。 足をお運び下さい。 急がないと雪も氷も溶けちゃいますから。 トップページへ もくじへ Last Up Date 2001/08/09 Created by META Corporation Japan |